■藤子F不二雄短編/大予言 [藤子・F・不二雄]
お久しぶりです。
しばらく書いてなかったけど生きてます(・ω・)
今回はこんな話を御紹介。
【大予言】
テレビで有名な売れっ子予言者が近頃音沙汰の無い占い師に会いに行く。
彼は昔,有名な占い師だったが今は隠居して孫と一緒に暮らしているという。
最近元気が無くノイローゼ気味な為、元気づけて欲しいと家族に頼まれていた。
彼は未来の恐るべきなにかを予知したらしい。
家を訪ねた予言者は部屋にこもりっきりで孫(しんちゃん)以外寄せ付けづ憔悴し何かに脅えていた。
訳を聞いても何も語らぬ彼に暗示をかけて聞き出す事にした。
「さ、教えてください。先生の予知なさった未来を。」
「予知?わしはなにも予知なんかせんぞ!!」
「じゃ、いったいなんですか!!先生がこわがっておられるのは。」
「しってるくせに!!きみだけじゃない!!みんながしってるくせに!!世界中のみんながしってるくせに‥」
そう言うと1冊のスクラップブックを手渡す。
そこには新聞や雑誌の切り抜きが集められていた。
‥―エネルギー危機今世紀中にも石油は枯渇。
複合汚染蝕まれる人体。
直下型大地震必至。
人口爆発小氷期接近世界大飢饉。
核拡散保有国増大すれば暴発の歯止めなし。
「ひょうしぬけしたような顔だなやっぱり。それがこわい。」
「自分たちの滅亡を予言されて。平気な顔をしてられるみんながこわい!有効な対策もないくせにさわごうともしない世界人類がこわい!!」
「しんちゃんおまえにはもう予知してあげる未来も無いんだよ。」
憔悴したまま孫を抱きしめる占い師と驚いた表情で立つ予言者。
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藤子・F・不二雄SF短編集より
SFマガジン1976年5月号に掲載された7Pの漫画です。
(拙い文章すみません。ちゃんと読みたい人は本を買うか、動画サイト見てみれば?)
藤子さんの凄い所はこの世の酸いも甘いも知った膨大な知識の中で
ドラえもんを書き続けた事にあると思うんだ。
藤子F短編はどれも秀逸なのでブラックユーモア、SF、哲学等が
好きな人には堪らないと思うのでお勧めだよ。
おかしいと思ってたもんなー。
あんな事やこんな事がまかり通る世の中が。
無関心な人も思考停止の人も一向に構わないけど
自分でリスク管理するしかない世の中だと自分は思うなf(・∀・)テヘ
最後に、今更だけどクレヨンしんちゃん関連のお話を。
■クレヨンしんちゃん大全
■第1期シリーズDVDBOX
特典に野原一家副音声付き第1話&スタッフインタビュー39P付き
■ぶりぶりほぼコンプリートDVDBOX
発売おでめとうございます♪♪
最近資料を集めて思った事とか書きたい事もあるんだけど
時間が無いので、また今度~(・∀・)/^
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